福井県にある関西電力の原子力発電所すべてが21日、東日本大震災で福島第一原発の事故が発生して以降初めて「フル稼働」の状態に入りました。

高浜原発4号機は去年12月から行っていた国の定期検査を終え、21日夕方、営業運転を再開しました。

関西電力では廃炉中の原発を除き、高浜・大飯・美浜に合わせて7基の原発があります。

高浜4号機の営業運転再開により、2011年の東日本大震災の発生以降、初めて関電の原発7基すべてが同時に営業運転に入ることになります。

■原発で収益改善も「使用済み核燃料」の処分方法は不透明な状況

原子力の利用率上昇で関電としてはさらなる収支改善が見込める一方、増え続ける「使用済み核燃料」をどうするのかについては、依然として不透明な状況が続いています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。