農作業にかかる手間を減らそうと、野菜の苗を生産・販売する企業が容器ごと野菜の苗を植えることができる「ひなたエアポット」の受注を始めました。
「ひなたエアポット」は、プラスチック製の容器と異なり、土の中で微生物によって分解されるのが特徴で、小さく軽いため、配送コストや運搬にかかる労力の削減にもつながります。
高鍋町のジェイエイ・アグリシードは、JAの組合員向けにピーマンとキュウリの「ひなたエアポット」の受注を先月下旬から始めていて、今年8月から順次、納品していく予定です。
(早瀬純哉記者)
「それでは実際に植えてみましょう。穴を掘って容器のまま入れて、土をかぶせるだけでもう完了しました。とても便利!」
こうしたポットを用いた野菜の苗の栽培は全国的にもまだ少なく、県内では初めてだということです。
(ジェイエイ・アグリシード 田崎 隆哉係長)
「ポットがメッシュ状になっているので、その間から根が出て根痛みが少なく活着(畑に根付くこと)も早い。メッシュ状のタイプが一番成育も良くて、苗もコンパクトに仕上がったので、この素材を採用した。」
ジェイエイ・アグリシードは、スイカやトマトの「ひなたエアポット」の試験栽培も行っていて、今後は、県内で主流となっているプラスチック製のポットを「ひなたエアポット」に切り替えていきたいとしています。
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