日本で初めてとなるパラ陸上の世界選手権が神戸で開幕。大会は5月17日から9日間、104の国や地域から1000人以上の選手が参加します。

 開会式には秋篠宮ご夫妻も出席されました。

 (秋篠宮さま)「参加されるみなさまには日ごろの練習の成果を存分に発揮され、すばらしいパフォーマンスを披露してくださることを期待しております」

 また、世界パラ陸上競技選手権の開幕に合わせて行われたのが、トヨタ自動車が開発した新技術「NEO Steer」が搭載された車の試乗体験会です。MBSの中野広大アナウンサーが参加しました。

 (中野アナ)「こちらの自動車、一見普通の乗用車に見えますが、運転席にアクセルとブレーキのペダルがありません」

 アクセルやブレーキがハンドルに搭載されていて、基本操作はすべて手元で行うことができます。足が不自由な人でも快適なドライブを楽しんでほしいという思いから開発されました。

 (中野アナ)「ハンドルを握ると、右手の親指のところにアクセル、左手の部分にレバーがあり、そこでブレーキ。私、身長180cmなんですが、かなりゆったり座ることができますね。それでは、運転します…全く足元に意識がいかないので運転に集中ができますね。カーブもすごくスムーズ。ハンドルは左右90度。とても操作がしやすい印象です。手元だけ意識がまわるので、運転するときも視野が広く感じる。安心して運転できるなと思いました」

 もともとは足の不自由な人のために作られた技術ですが、今後は幅広いドライバーに活用してもらえるよう開発を進めていくといいます。

 (トヨタ自動車 三住龍太郎さん)「健常者の方でも運転していく中で直観的に操作しやすいですとか、あとは運転姿勢の自由さといったところでこの『NEO Steer』の価値が別のところでも発揮できるのではと考えています。これからは耐久試験や使いやすさの改良が必要になってきますけども、そういったところをつめていき、公道で走る安全が担保できるかを最終確認して世の中にお届けできたらと考えています」

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