福島県福島市の街中の再開発事業をめぐっては5月16日動きがあった。
福島駅周辺まちづくり検討会・小林敬一委員長は「むしろ小さくなったというよりも、可能性が広がったとお考えになって、まちづくりにチャレンジしていただければと思っております」と述べた。
建設資材の高騰やテナント誘致の難航などを背景に公共と民間のエリアを切り離し、規模縮小を余儀なくされた福島駅東口の再開発ビル。計画見直しの方向性を議論してきた検討会が取りまとめた提言を提出した。
公共施設については「4階建てのコンベンションホール」で進めるべきだと提言。
「身の丈に合った持続可能な設計」や「郊外とは違う賑わいの創出」が必要だとしている。まちづくり検討会の小林委員長は「中心市街地は中心市街地ならではのあり方というのを早く見つけて、商業もそれに見合った商業を考え出すんだと思いますね」と話した。
縮小案の1つだった「音楽や演劇の大規模公演を呼び込む6階建ての劇場ホール」については、集客力と稼働率に課題があるとされた。
今回の提言を踏まえ、福島市と再開発組合は6月の市議会定例会で計画案を示す方針だ。
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