暑い日に食べたくなるのが「かき氷」です。実は、この氷がいまピンチなんです。
■かき氷にも値上げの波…夏の風物詩が
夏の風物詩 「かき氷」。というのは、もはや昔の話?いまでは春からすでに大人気で、トッピングも劇的に進化しています。
この記事の写真は13枚東京の下町・谷中にあるかき氷の専門店では、開店直後の午前10時すぎにあっという間に満席です。
一番人気は、天然氷に国産メロンのソースをぜいたくに使った「生メロン三昧」。お値段2100円!いま、物価高騰の波が…
ひみつ堂 森西浩二 店主「高いのはメロンやイチゴ。全体的に(仕入れが)1〜2割上がっている」
値上がりは、天然の氷にも及んでいます。さいたま市の店では、山梨の「南アルプス産天然氷」の仕入れ値が4月から2割ほど値上がり。自然の寒さでゆっくりと凍った氷は溶けにくく、まろやかな味わいだといいます。しかし…
氷の音 丸山諒大 社長「今年は氷がとれる量が少なかったので、その分、値段も上がってしまった。いつもは次の年のGWまであるが今年は9〜10月で終わってしまうかも」
次のページは
■氷足りない…“暖冬”に業者悲鳴■氷足りない…“暖冬”に業者悲鳴
かき氷に値上げの波。天然氷が足りないワケは?天然氷の産地・山梨県では今年、異変が。
天然氷「八義」蔵元 高橋秀治さん「暖冬の影響で、氷の厚みがいつもより足りない」
池にためた地下水を冬の寒さで凍らせることで、分厚い氷に仕上げます。通常、15センチの厚みになるのが、今年はわずか12センチ。暖冬が続けば廃業の恐れも。
天然氷「八義」蔵元 高橋秀治さん「例年より3割減。過去一番大変だった。天然氷の仕事自体が、20〜30年後は今の感じで温度が上がっていくなら無理じゃないか」
次のページは
■あなたの「思い出のかき氷」は?■あなたの「思い出のかき氷」は?
16日、関東では夏日を記録し、かき氷の需要がより高まる中、街の人に好きな味を聞いてみました。
80代の2人「(Q.何味が好き?)メロンでもイチゴでもなんでも。種類があまりなかった。5種類くらい、ミルクとか」
「(Q.フワフワの高級かき氷は?)食べない。ちょっと粗めのほうが良い」
「昔の方がザラザラしていて、氷って感じ」 20代の2人
「(Q.家でかき氷を作っていた?)作っていた。ブルーハワイが好きだった。他にあまりない、真っ青なものって」
「(Q.舌も真っ青に?)そう、あれが楽しい。この前、淡路島に行って昔ながらのかき氷を食べて美味しかった」 2歳児の母親
「つい先週末に(食べた)。公園に行ってテントの中で食べた」 3歳児の母親
「お祭りでシロップかけ放題のかき氷を見つけて、色んな、イチゴ、メロン、レモン、全部シロップかけて、ぺろりと一人で食べちゃう。何味が一番好き?」
子ども
「メロン味」
この記事の写真を見る(13枚)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。