巡礼者の減少や高齢化・過疎化などで四国遍路の文化の維持・継承が難しくなっているとして、四国の3つの団体が連携して課題解決に取り組むことになりました。

四国遍路の維持・継承に連携して取り組むのは3つの団体(遍路とおもてなしのネットワーク、四国八十八ヶ所霊場会、四国経済連合会)です。

記者会見で、余暇を過ごす選択肢の増加などによる巡礼者数の減少や、高齢化や過疎化で遍路道の維持・管理が難しくなっているなどの現状が示されました。

こうした課題の解決のため四国遍路の価値を分かりやすく示すキャッチコピーの制定やSNSなどを通じて仲間を増やすこと、巡礼者の人数や属性を把握したうえで対策を講じることなどに連携して取り組みます。

(遍路とおもてなしのネットワーク 半井真司理事長)
「このまま放っておくと、1000年以上続いた歴史が途切れてしまうのではないか。我々としては何とか次の世代にこの四国遍路文化を残していきたい」

3つの団体は、遍路文化を維持・継承する取り組みが自然に広がる状態を目指したいとしています。

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