南太平洋のフランス領ニューカレドニアではフランスからの独立を求める動きと関連し、暴動が続いていて、フランス政府は15日「非常事態」を宣言しました。
ニューカレドニアでは13日夜から暴動が発生、建物や車が燃やされたほか空港が閉鎖されたり、一部地域で夜間の外出が禁止されたりしています。
現地当局などによると憲兵ら4人が死亡し、およそ130人が逮捕されたということです。事態を重くみたフランス政府は15日、「非常事態」を宣言、アタル首相はニューカレドニアの港と空港に軍隊を派遣することを発表しました。
ニューカレドニアでは先住民を中心にフランスからの独立を目指す動きが続く一方、フランスでは、ニューカレドニアのフランス系住民の投票権拡大につながる憲法改正への取り組みが進められていて、暴動は、これに反発する動きがきっかけになっているとみられています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。