イランが日本時間きょう午前、イスラエルに対して大規模な報復攻撃を行ったことについて、イスラエル軍は攻撃の99%を迎撃したと発表しました。
イスラエル軍は、イランが13日からの一晩でドローンやミサイルなど合わせて300以上を発射したと発表。このうち99%を迎撃したと主張したほか、イラクとイエメンからも発射されたと明らかにしました。
イランの攻撃について、アメリカのバイデン大統領は声明で「最も強い言葉で非難する」としたうえで、先週から周辺にアメリカ軍の航空機などを配備したことで「迎撃の手助けができた」と強調しています。
また、ネタニヤフ首相と電話会談を行い、イスラエルの安全保障に対する揺るぎない決意を改めて示したということです。
今回の攻撃はイスラエルを直接攻撃した前例のないもので、専門家は「インパクトは大きい」とした上で、次のように分析します。
中東調査会 青木健太 研究主幹
「ドローンの飛行速度はミサイルよりもずっと遅いということを考えますと、(イスラエル側に)迎撃の態勢を整えさせるというようなメッセージが込められていた可能性はあると思います」
そして、「イランに状況を激化させる意図はないのではないか」と指摘しています。
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