3月25日、米ニューヨークの国連本部で、パレスチナ自治区ガザでの停戦に関する投票を行う安全保障理事会(ロイター)

国連安全保障理事会の今月の議長国マルタが13日、イランによるイスラエル攻撃について協議する緊急会合を14日午後(日本時間15日午前)に開く方向で調整していることを明らかにした。緊急会合はイスラエルが要請したという。

国連のグテレス事務総長は米東部時間13日、イスラエル攻撃を受け、「イランがイスラエルに対して開始した大規模攻撃に代表される深刻なエスカレーションを強く非難する。このような敵対行為の即時停止を求める」とする声明を発表した。

グテレス氏は声明で、緊張の激化が中東地域全体に拡大することに強い危機感を表明。戦線の拡大で大規模な軍事衝突につながることのないよう、同地域のすべての当事者に「最大限の自制」を促すとともに、「この地域も世界も、さらなる戦争を行う余裕はない」と強調した。(ニューヨーク支局)

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