ニューヨークの国連本部=2023年7月3日、八田浩輔撮影

 イランによるイスラエルへの攻撃を受け、国連のグテレス事務総長は13日夜(日本時間14日午前)に声明を発表し、イランによる攻撃を非難した上で「敵対行為の即時停止」を呼びかけた。イランは、1日にシリアで起きたイラン大使館空爆をイスラエルが実行したと非難し、報復する意向を示していた。

 声明でグテレス氏は、中東地域全体に「壊滅的な影響」をもたらす戦火の拡大について「非常に現実的な危険性」があると憂慮を示し、全ての当事者に大規模な軍事衝突の回避に向けた「最大限の自制」を求めた。

 国連安全保障理事会は14日午後に緊急会合を開き、この問題について協議する。安保理筋が明らかにした。【ニューヨーク八田浩輔】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。