世界最大級の貨物取扱量を誇る中国・天津港で、活用されているAI(人工知能)など最先端の技術をANNが取材しました。
北京への海の玄関口・天津港は、180以上の国と地域の500以上の港と貿易関係にあり、世界最大級の貨物取扱量を誇ります。
それを支えるのが2021年から独自のスマート港湾システムの運用を開始した第2コンテナ埠頭(ふとう)です。
中国の衛星測位システム「北斗」や5Gを活用した92台の人工知能輸送ロボットやAIによるクレーン制御システムが採用されています。
天津港グループ IT部 劉喜旺マネージャー
「コンテナがつり上げられた後、どの車両が入ってくるかなど運行プロセスの全自動化が実現されている」
自動化される前は一連の作業に60人ほど必要だったのが、今は技術者や管理者など30人ほどで運用していて、人手不足の解消も期待されます。
さらに、敷地内に設置された太陽光発電パネルや2基の風力発電機によって、港で消費する電力はすべてクリーン電力で賄っています。
2021年の稼働開始以来、大きな事故は発生していないということで、担当者は「最先端の技術を世界の港も参考にしてほしい」とアピールしています。
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