ブラジル南部では大規模な洪水によって死者が107人に上るなど、甚大な被害が出ています。こうしたなか、洪水で沈んだ建物の屋根に24時間以上取り残されていた馬が救出され、人々に希望を与えています。

洪水によって沈んだ建物の屋根の上にポツンと取り残された馬。ロイター通信などによりますと、馬は8日に屋根に取り残されているのが確認され、発見から24時間以上が経った9日の朝、消防士や獣医師らによって麻酔が打たれ、ボートで救出されました。

馬の救出を受け、リオグランデドスル州の知事がSNS上で「すべての命が大切だ。私たちは立ち上がる」と投稿、人々からも希望を与えるものだとの声があがっています。

ブラジル南部のリオグランデドスル州では、先月29日から続く大雨によって大規模な洪水が発生。州政府によりますと、これまでに107人が死亡、134人が行方不明となり、32万人以上が家を失っています。

州知事は再建計画には、少なくとも190億レアル=日本円でおよそ5750億円が必要だとしています。

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