パレスチナ自治区・ガザへの軍事侵攻を行うイスラエルに対し、アメリカを中心に学生の抗議活動が続くなか、イギリスの大学にも抗議の輪が広がっています。
記者
「オックスフォード大学では学生たちがテントを張ってデモを行っています。食事やコーヒーが配られたり、学生たちがパレスチナに関するレクチャーを行ったりするなど平和的に続いています」
イギリスの名門・オックスフォード大学では、今月6日から学生たちが敷地内にテントを張り、抗議活動を行っています。
学生たちは大学側に対し、▼イスラエル軍などと関係のある企業に出資しないことや、そうした企業からの研究費を受け取らないこと、▼破壊されたガザ地区の教育システムの再建を支援することなどを求めています。
オックスフォード大学の学生
「大学の資金は教育に使われるべきであり、破壊行為に使われるべきではありません」
「学生はみんな大学や警察からどんな反応があるか不安です。でも、勇気をもって立ち上がった人々が世界的なうねりを生み出しているという事実に背中を押されます」
イギリスではオックスフォードのほか、ケンブリッジ大学、リバプール大学など10以上の大学で抗議活動が行われています。
こうしたなか、スナク首相は9日、各大学の副学長を首相官邸に集め、キャンパス内での反ユダヤ主義の高まりに警戒するよう対応を求めました。
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