イギリスの中央銀行は、政策金利を5.25%に据え置くと発表しました。金利の据え置きは6回連続です。

イギリスの中央銀行であるイングランド銀行は9日、政策金利を現在の5.25%のまま据え置くと発表しました。金利の据え置きは去年9月の会合以降、6回連続です。

会合の委員9人のうち、ベイリー総裁を含む7人が据え置きに賛成した一方、0.25%の利下げを主張した委員は前回よりも1人増え、2人となりました。

イギリスでは3月の消費者物価指数が前の年の同じ月と比べて3.2%の上昇となり、目標の2%を上回っていますが、2年半ぶりの低水準となりました。

物価上昇率について、ベイリー総裁は「今後数か月で目標近くまで下落するだろう」と指摘。「物事は正しい方向に向かっていると楽観視している」と述べて、今後の利下げの可能性を示唆しました。

次回6月の会合も含め、利下げに踏み切る時期が今後の焦点となります。

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