イランの国営通信は、イラン革命防衛隊が中東の要衝ホルムズ海峡近くで、イスラエルに関連する貨物船を拿捕したと報じました。イランはイスラエルへの報復攻撃を表明していて、その一環である可能性があります。

イラン国営通信によりますと、13日、イラン革命防衛隊は中東の海上交通の要衝であるホルムズ海峡近くで、UAE=アラブ首長国連邦からインドに向けて航行していた貨物船を拿捕したということです。この貨物船はポルトガル船籍とみられていますが、所有会社はイスラエル人実業家に関連していると指摘されています。

アメリカのAP通信が入手した映像では、革命防衛隊のものとみられるヘリコプターが船の上空でホバリングし、ロープを使って人が降りてくる様子が確認できます。

イラン国営通信はこの貨物船について、「現在イランの領海に向かって航行している」と伝えています。

拿捕を受けてイスラエルのカッツ外相は「国際法に違反する海賊行為だ」などとコメント。一方、イラン側は現時点で声明などは出していませんが、シリアにある大使館の建物がイスラエルによるとみられる攻撃を受けたことに対し、報復攻撃を表明していて、今回の拿捕もその一環の可能性があります。

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