韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は就任2年となるのを前に行われた会見で、山積する国内問題などを巡り、国民に向けて謝罪しました。

 2年間の国政運営の「中間評価」とされた先月の総選挙で与党が大敗したことを受け、尹大統領はまず最初に「国民生活の困難を容易に解決できず申し訳なく思う」と述べ、国民に向け謝罪しました。

 冒頭発言ではその後も国民の関心事である「暮らしと経済」をはじめとした国内問題に取り組む姿勢を示すことに注力し、支持率が急落するなかでの国政運営の苦しさをにじませる会見となりました。

 一方、質疑応答で今後の日韓関係について聞かれると「諸懸案や歴史問題が障害になることはあるが、確固たる目標を持ち進むべき方向へ歩んでいかねばならない」と述べ、今後も関係改善に取り組む姿勢を示しました。

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