ガザ地区の休戦交渉を巡り、ハマス関係者が「合意に達するのは間もなくだ」と述べました。一方、イスラエル側は依然として隔たりは大きいとしています。

 カタール系メディア「アルアラビ・アルジャディード」は8日、ハマス関係者が「意見の食い違う項目が大幅に減った」「仲介国の努力により合意に達するのはまもなくだ」と語ったと報じました。

 解放される人質33人に、亡くなった人を含めるかどうか、第一段階で拘束力をもった停戦への協議を含めるかなどでイスラエル側と意見が対立しているということです。

 この関係者はネタニヤフ首相が交渉の障害になっていると説明しています。

 一方、イスラエルメディアによりますと、政府高官が「交渉には依然として大きな隔たりが残っている」「ハマスからの提案はイスラエルの設定したレッドラインを全て超えてきている」と話していて、修正を求めているということです。

 仲介国のエジプトにはまだ双方の代表団がとどまっていて、土壇場での交渉が続いています。

 ガザ地区南部ラファでは8日、イスラエルが「限定的」とする軍事作戦が継続されていて、発表によると、100の目標に対し空爆が実施され、ハマス戦闘員30人を殺害したとしています。

 一方、パレスチナ側は空爆により、この日だけで、少なくとも4人の民間人が死亡したと伝えています。

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