今月、就任式を控える台湾の次期総統・頼清徳氏が日本人技師を偲ぶ行事で、「台湾有事は日本有事、日本有事は台湾有事」と発言し、日本との関係強化の必要性を強調しました。
台湾総統府や中央通信によりますと、頼清徳氏は8日、日本統治時代に台南市内のダム建設にかかわった日本人技師・八田與一氏の墓前祭に出席。
このダム建設が「台湾と日本の協力関係の始まりだ」として、その後の数十年の蓄積が台湾と日本の経済発展や今のインド太平洋地域の平和と安定をもたらしていると強調しました。
そして、「台湾有事は日本有事で、日本有事は台湾有事だ」との安倍晋三元首相の発言を引用し、総統就任後に「日本と各方面で関係を強化することを期待している」と語ったということです。
総統就任式は20日に行われますが、台湾外交部によると日本からは閣僚経験者を含む国会議員37人が出席する予定です。
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