中国でスパイなどを取り締まる国家安全省は法執行手続きをめぐる規定を発表しました。7月から携帯電話など電子機器の中身のチェックがより強化される可能性があります。
中国メディアによりますと、国家安全省が先月下旬に発表した法の執行手続きには、個人や組織が持っている携帯電話やパソコンなどの電子機器について、国家安全当局の承認を得た「通知書」を作ることで中身を調べることができると規定されています。
また、緊急の場合、現場の警察官などは「通知書」が無くても国家安全当局の責任者の承認を得て、その場で電子機器を調べることができるとしています。
電子機器を調べる権限については、去年7月に施行された「改正反スパイ法」にも規定されていて、現場では既に運用が始まっているといいますが、7月からは法執行手続き規定の施行により、中国で電子機器の中身のチェックがより強化される可能性があります。
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