中国の習近平国家主席は7日、フランスのマクロン大統領ゆかりの地を訪問し、親密な関係をアピールしました。

習近平国家主席は7日、フランスにあるピレネー山脈のツールマレー峠を訪れ、マクロン大統領とともに舞踊を鑑賞しました。

ツールマレー峠はマクロン氏の祖母が近くに住んでいたというゆかりの地で、両首脳は昼食をともにし、親睦を深めました。

去年4月にマクロン氏が中国を訪問した際には、習氏が自身とゆかりが深い広東省に招待しており、パリでの首脳会談に加え、地方にも共に足を延ばすことで親密さをアピールした形です。

中国外務省によりますと、習氏はマクロン氏に対し、「都合の良い時期に再び中国を訪問することを歓迎する」と述べたということです。

中国としては、アメリカとは距離を置く独自の外交を展開するフランスと関係を強化することでアメリカをけん制する狙いもあるものとみられます。

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