アメリカのトランプ前大統領の「不倫口止め疑惑」をめぐる事件の裁判に、不倫相手だったとされるポルノ女優が初めて出廷し、当時のトランプ氏との関係などについて証言しました。
この裁判はトランプ氏が2016年の大統領選挙の直前に、不倫の口止め料をめぐり、業務記録を改ざんした罪に問われているものです。
7日の法廷には不倫相手だったとされるポルノ女優のストーミー・ダニエルズさんが出廷しました。
アメリカメディアによりますと、2006年に行われたゴルフトーナメントでトランプ氏と知り合い、その後、夕食に誘われて性的関係を持ったことなどを詳細に証言しました。
また、ダニエルズさんは「トランプ氏を憎んでいて、有罪となれば刑務所に行くことを望んでいる」などと語っています。
一方、トランプ氏は証言を不機嫌そうに聞いていたということですが、その後、メディアに対し、「この事件は完全に崩壊している」などと述べ、裁判は選挙妨害だと改めて批判しました。
今後、不倫疑惑をめぐる詳細な証言が注目されれば、大統領選挙を戦うトランプ氏にとって逆風になる可能性もあります。
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