イスラエル軍がガザ地区南部・ラファの一部の住民に避難を要求しました。侵攻の準備かどうかは不明ですが、一時的な戦闘休止に向けた交渉が難航するなかで事態の悪化が懸念されます。
イスラエル軍は6日、ハマスの支配下にあるガザ地区最南部・ラファの東部の住民に対して南部のハンユニスにチラシや携帯電話へのメッセージなどで避難するように要求しました。
AP通信によりますと、イスラエル軍の報道官が「避難対象の住民は10万人だ」と述べました。
イスラエルのガラント国防相が休戦交渉が難航していることを巡り、「近くラファとガザ全体で軍事行動が行われるだろう」と警告していて、地上侵攻の懸念が高まっています。
また、ロイター通信はガザ地区の保健当局の話として南部のラファで5日から6日にかけてイスラエル軍の空爆があり、少なくとも19人が死亡したと報じました。
一方、ロイター通信によりますと、カイロに滞在していたアメリカのCIA(中央情報局)のバーンズ長官が交渉の仲介役を担うカタールの首相と緊急会談をするため、首都ドーハに向かいました。
関係者は「イスラエルとハマスに交渉の継続を求める最大限の圧力を掛けることが目的」と述べています。
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