大谷翔平選手の口座から不正送金したとして元通訳が訴追された事件で、違法賭博の胴元側が水原容疑者から受け取ったお金を、カジノで現金化していたことが分かりました。

 水原一平容疑者は大谷選手の銀行口座から1600万ドル=25億円余りを違法賭博のために不正送金した、銀行詐欺の疑いで訴追されています。

 スポーツ専門局のESPNは30日、その後の関係者への取材で、胴元側がこのうち50万ドル=7800万円ほどを、ラスベガスなどのカジノでチップに替えてプレーを楽しみ、勝負に勝った場合は現金化していたと報じました。

 胴元の男は2022年6月から1年ほどで、790万ドル=12億円余りカジノで負けていて、大谷選手のお金が使われた可能性もあります。

 捜査当局はカジノを経由した資金洗浄の疑いもあるとみて、胴元側の捜査を続けています。

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