ウクライナ侵攻を続けるロシアは、戦利品として欧米が供与したウクライナ側の戦闘車両などを首都モスクワで初めて展示しています。戦果を広くアピールする狙いがあるとみられます。

モスクワ市内の戦勝記念公園には、ロシア軍が戦場で奪い取ったウクライナ側の戦闘車両など30台以上が展示されています。

会場には「ロシア軍の戦利品」、「われわれの勝利は確実だ」などと記された看板が掲げられています。

記者
「なかでも多くの人がカメラを向けているのが、ドイツの主力戦車レオパルト2です。こちらはアメリカがウクライナに供与した歩兵戦闘車ブラッドレーです」

市民
「私たちの兵士を誇りに思うとともに痛みも感じます。(多くの子どもが来ているが)正しいと思います。これこそ愛国心で必要なことです」
市民
「われわれを滅ぼそうとする者は、われわれに滅ぼされる」

こうした展示はモスクワ市内では初めてで、きょうから1か月間、一般開放されます。

ロシアでは、7日にプーチン大統領の通算5期目の就任式が行われるほか、9日には対ドイツ戦勝記念日を控え、祝賀ムードが高まっていて、政権としては戦果を広くアピールする狙いがあるとみられます。

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