米国防総省のライダー報道官は16日、ウクライナが越境攻撃中のロシア西部クルスク州で戦闘に参加した北朝鮮兵に死傷者が出たとの兆候があると明らかにした。ロイター通信によると、ウクライナの情報機関も、少なくとも30人の兵士が週末に死傷したとの見方を示している。
米国防総省などによると、これまで北朝鮮からロシアに1万人以上の兵士が派遣された。ライダー氏は記者団に、北朝鮮兵が先週から戦闘に加わったと説明。死傷者数などの詳細は把握していないとした。
ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、「相当な数」の北朝鮮の兵士がクルスク州で戦闘に加わり始めていると明かしていた。【ワシントン松井聡】
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