ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、プーチン大統領は今年制圧したウクライナの集落が189か所にのぼるとし、ロシア軍が優勢だとの認識を強調しました。

プーチン大統領は16日、国防省の今年の活動を総括する会議で演説し、欧米がウクライナに供与した長射程兵器でロシア領内への攻撃を容認したことなどを念頭に、「欧米は越えてはならない一線にロシアを追い込んでいる」と主張しました。

そのうえで、今年制圧したウクライナの集落は189か所にのぼるとし、「画期的な年になった」と述べ、ロシア軍が優勢だとの認識を強調しました。

会議ではベロウソフ国防相も報告を行い、今年1年間で4500平方キロを制圧したと述べました。

また、「今後10年間にヨーロッパでNATO=北大西洋条約機構との軍事衝突が起こりうる」として、あらゆる可能性に備える必要があると指摘しました。

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