中東を訪問中のアメリカのブリンケン国務長官は、アサド政権が崩壊したシリアでの過激派組織「イスラム国」の再結成に警戒感を示しました。

アメリカ ブリンケン国務長官
「『イスラム国』は間違いなく(シリアで)再結成を図るでしょう。アメリカはそれを阻止するという決意を固めています」

訪問先のヨルダンで、ブリンケン国務長官はこのように警戒感を示したうえで、「暫定政府は、シリアがテロリズムの拠点として利用されないようにしなければならない」と話しました。

また、流出が懸念されているアサド政権が所有していた化学兵器について、「確実に保管して、破壊する必要がある」と指摘しました。

ヨルダンでアブドラ国王との会談を終えたブリンケン国務長官はこのあと、トルコに移り、エルドアン大統領らとシリア情勢などについて協議する予定です。

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