アメリカのバイデン大統領は、受刑者およそ1500人の減刑と39人の恩赦を発表しました。一日での減刑や恩赦としては過去最大の規模だということです。

アメリカのホワイトハウスは12日、バイデン大統領が、生活態度が良好で自宅軟禁となっている受刑者1499人を減刑、また薬物取締法違反など、粗暴犯ではない受刑者39人を恩赦すると発表しました。

ホワイトハウスは、一日での減刑や恩赦としては過去最大規模だとしています。

バイデン氏は今月、脱税や銃の不法所持の罪に問われた次男のハンター氏を恩赦すると発表し、「恩赦しない」としてきたそれまでの発言を翻したことで批判を浴びていました。

今回の大規模な恩赦は「息子のハンター氏を特別扱いした」という批判をかわすための措置との見方が出ています。

また、アメリカメディアは、バイデン氏がトランプ次期政権で訴追されるおそれがある人々に「事前恩赦」を与える可能性があると伝えていて、バイデン氏は声明で「今後数週間でさらなる措置を講じる」と表明しています。

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