アメリカのFBI=連邦捜査局のクリストファー・レイ長官がトランプ政権の発足を前に辞任すると明らかにしました。

FBI クリストファー・レイ長官
「バイデン政権の任期である来年の1月まで職務を務め、その後、辞任することがFBIにとって正しい選択だと判断した」

 レイ氏は2017年にトランプ政権でFBI長官に任命されましたが、トランプ氏による機密文書の持ち出しを巡る問題でFBIが捜査に協力したことで、トランプ氏との関係が険悪になったものとみられます。

 トランプ氏は、自身の支持者であるカシュ・パテル氏を次の長官に指名すると発表していて、レイ氏がバイデン政権のうちに任期途中での辞任を選んだ形です。

 トランプ氏は11日、レイ氏の指揮下でFBIが不当な捜査を続けてきたと批判し、レイ氏の辞任は「アメリカにとって素晴らしいことだ」と投稿しました。

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