フィリピンのマルコス大統領夫妻に対し「殺し屋を雇った」などと発言し、国家捜査局から出頭命令を受けていたサラ副大統領は11日、出頭に応じなかった。サラ氏は同日、報道陣を集めてサンクスギビング(感謝祭)パーティーを開催し、波紋を呼んでいる。
捜査局はサラ氏の発言について「重大な脅迫と反テロ法違反」の疑いで捜査するとして、11月29日に出頭するよう求めたが、サラ氏の都合で延期されていた。捜査局は「サラ氏が出頭に応じなくても、すでにある証拠に基づいて捜査を継続する」としている。
地元メディアによると、サラ氏はこれまでに「陳述書を提出すれば、出頭は必要ないと弁護士が言っていた」と説明。出頭日が決まった後、同じ日にパーティーを開くと発表しており「捜査局との対決姿勢を示している」とみられている。【バンコク石山絵歩】
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