日本被団協へのノーベル平和賞の授賞式に参加する広島や長崎などの高校生平和大使がノルウェーの高校で世界平和などについての“出前授業”を実施しました。

 広島、長崎、熊本の高校生平和大使4人は9日、オスロ市内の高校を訪れ、現地の高校生に折り紙で鶴を折る方法をレクチャーするなどして交流しました。

 また、広島と長崎の原爆被害について説明し、核兵器の廃絶や平和な世界を実現する方法などについて議論しました。

高校生平和大使 島津陽奈さん
「折り紙を通して仲良くなった分、ディスカッションも盛り上がって相手を思う心や理解しようとする姿を見て、私たちも声を上げ続けることは決して無駄ではないということを実感した」

オスロの高校生
「核兵器のような難しいことを話したり、平和について学んだりするために、折り紙を使うことは素晴らしい方法でした」
「(今回学んだことは)核兵器についての教訓です。もう二度と起こさせないために、どうしなければいけないかについても学びました」

 高校生平和大使は10日に行われるノーベル平和賞の授賞式に出席するほか、オスロ市内で様々なイベントに参加する予定です。

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