中国当局は、アメリカの半導体大手エヌビディアを独占禁止法違反の疑いで調査を始めたと発表しました。
中国国営の中央テレビなどによりますと、中国の国家市場監督管理総局は9日、アメリカの半導体大手エヌビディアを独占禁止法違反の疑いで調査を始めたと発表しました。
アメリカのバイデン政権は去年、軍事転用の可能性があるAIの技術開発が中国で進むのを防ぐため、AIに使われる先端半導体をめぐる輸出規制を強化すると発表していました。
エヌビディアは、AI用の先端半導体で世界シェアのおよそ8割を占めています。
今回の調査は、アメリカによる先端半導体の輸出規制強化に対する対抗措置の一環という見方もあり、米中間の貿易をめぐる摩擦が一段と激しさを増しそうです。
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