韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳宣言をめぐって、国会に突入した特殊部隊の指揮官が「隊員は前国防相に利用された被害者で、罪はない」と訴えました。

韓国陸軍707特殊任務団 キム・ヒョンテ団長
「(隊員は)前国防相に利用された最も残念な被害者です。隊員に罪はありません」

今月3日に尹大統領が韓国で44年ぶりとなる「非常戒厳」を宣言した際、韓国陸軍の707特殊任務団が国会に突入しました。現場で指揮していたキム・ヒョンテ団長は9日、初めてカメラの前に姿を現し、隊員は金龍顕前国防相に利用され、「罪はない」と訴えました。

また当時、国会が封鎖されたため塀を越えて敷地に入った議員もいましたが、キム団長は「戒厳下でも国会の活動が保障されなければならないことをよく知らなかった」と明らかにしました。

一方、聯合ニュースは、検察の特別捜査本部が身柄を拘束している金龍顕前国防相について、早ければ9日夜にも裁判所に逮捕令状を請求すると報じています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。