2019年4月に火災に見舞われたフランス・パリのノートルダム大聖堂の修復がほぼ終わり、再開記念式典が7日開かれた。各国首脳ら約40人を含む約1500人が参列。マクロン大統領は演説でフランス国民を代表し謝意を述べた。8日には惨事から5年超を経て一般公開が始まる。パリ観光の目玉の一つで世界遺産の大聖堂は以前より多くの観光客が予想される。
マクロン氏は「偉大な国家がなし得ること、すなわち不可能を可能にするということを改めて成し遂げた」と訴えた。
7日の式典にはトランプ次期米大統領やウクライナのゼレンスキー大統領らが出席。宗教儀式が執り行われ、重厚なオルガンが鳴り響き荘厳な雰囲気に包まれた。米実業家イーロン・マスク氏も出席した。
8日午前には再開後初のミサが開かれ、同日夕の2回目のミサは一般に公開される。
修復費は約7億ユーロ(約1110億円)で、約150カ国から集まった寄付金で賄われた。地元メディアによると、再開後は年1400万~1500万人の観光客が見込まれるという。(共同)
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