7日、フランスのパリで会談したマクロン大統領(中央)、トランプ次期米大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領(ゲッティ=共同)

 トランプ次期米大統領は7日、訪問先のフランス・パリでマクロン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領と3者で会談した。ゼレンスキー氏によると、ロシアの侵攻を受けるウクライナの戦況を協議し、早期の戦争終結に向けて取り組むことで一致した。トランプ氏が11月の大統領選で勝利した後、ゼレンスキー氏と対面で会談したのは初めて。

 エリゼ宮(フランス大統領府)での会談冒頭、ゼレンスキー氏はトランプ氏に歩み寄って握手を交わした。会談後、ゼレンスキー氏はX(旧ツイッター)に「われわれ全員が、この戦争をできるだけ早く、公正な形で終わらせたいと望んでいる」と投稿。協議継続で合意したとして、トランプ氏が掲げる「力による平和」は可能だと強調した。「建設的な良い会談だった」と振り返った。

 来年1月に就任するトランプ氏は交渉による早期終戦を主張している。3者会談に先立ちトランプ氏はマクロン氏と個別会談し「世の中は少しおかしくなっている」と述べ、ウクライナを含む国際情勢に懸念を示した。(共同)

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