アメリカのトランプ次期大統領が、日本製鉄によるUSスチールの買収計画を阻止する考えを示したことについて、全米鉄鋼労働組合が「歓迎する」との声明を発表しました。
USW=全米鉄鋼労働組合のマッコール会長は3日、「トランプ氏が国内の鉄鋼産業が国家安全保障に果たす重要な役割や、鉄鋼産業が支える雇用や地域社会の重要性を理解していることは明らかだ」として、トランプ氏の買収反対の考えを歓迎しました。
そのうえで、「USスチールはアメリカが所有し、運営する企業として今後も繁栄していくというトランプ氏の意見に同意する」と述べ、「この取引を拒否し、未来に目を向ける時が来ている」と主張しました。
日本製鉄によるUSスチールの買収計画を巡っては去年12月に両社でいったん合意したものの、USWの反対などを受けて、政府の委員会があらためて審査し、年内にも判断が出る見通しです。
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