中国を訪問している台湾の最大野党・国民党の国会議員にあたる立法委員17人が最高指導部のメンバーと面会しました。中国側は独立への反対や、交流の強化を訴えました。

台湾の最大野党・国民党は、26日から立法委員17人らが集団で中国を訪問していて、27日、北京市内で最高指導部の政治局常務委員・王滬寧氏と面会しました。

王氏は「私たちはみな中国人で、中華民族であり、家族だ」と訪中を歓迎。一方で「独立分裂活動や、外部勢力の介入に反対する」と述べ、与党・民進党をけん制しました。

国民党の訪中団の代表・傅委員は国民党の馬英九政権だった2016年以前のように「大きな交流、繁栄、平和を回復させたい」と応じました。

中国は民進党を「独立勢力」と見なし、公式の窓口での対話を拒否する一方、融和的な姿勢の国民党とは対話を続けています。国民党は、1月の総統選挙と同時に行われた立法委員選挙で第一党となっていて、中国国営メディアは「民意を代表する訪問団」と報じています。

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