「佐渡島の金山」(新潟県)で24日に催された労働者の追悼式への出席を韓国政府代表と韓国人遺族が見送ったことを巡り、韓国側は25日に独自の追悼式を佐渡で行うと決めた。韓国外務省が24日、明らかにした。
韓国外務省によると、遺族らは既に日本に到着しており、朴喆熙(パクチョルヒ)駐日大使と共に追悼式を実施する。現地に残る朝鮮人労働者の関連施設も視察予定だという。
24日の追悼式には、日本政府から生稲晃子外務政務官が出席した。
韓国ではこれに先立ち、生稲氏が2022年8月の終戦記念日に靖国神社を参拝したとの情報が報じられ、問題視する声が出た。韓国外務省は政府代表の派遣を見送る理由の詳細は明らかにせず、「追悼式前に両国が受け入れ可能な合意に至ることは難しいと判断した」と説明していた。【ソウル日下部元美】
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