ロシア軍は27日、ウクライナ東部ドニエプロペトロフスク州やハリコフ州、西部イワノフランコフスク州などを精密誘導兵器で空爆した。ウクライナ側によると四つの発電所が深刻な損傷を受けた。ロシア通信などが伝えた。イワノフランコフスク州では国内最大級の火力発電所に被害があり、既に打撃を受けたウクライナの電力事情がさらに悪化する恐れがある。
一方、ウクライナ軍は26日夜から27日未明、ロシア南部クラスノダール地方と、隣接するクリミア半島に大規模な無人機攻撃を実施した。ロシア国防省は計68機を撃墜したと発表したが、同地方のコンドラチェフ知事は製油所が損傷を受けたと明らかにした。タス通信によると製油所は一部稼働停止を強いられた。
このほか、クリミア半島とロシア南部を結ぶクリミア橋が一時通行止めになった。(共同)
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