バイデン米政権は26日、11月の大統領選でバイデン大統領以外が勝利した場合に備え、政権移行を想定した作業に着手した。AP通信が報じた。連邦法で行政の継続性を保つための措置が定められており、これに従う。2020年の前回大統領選ではトランプ前大統領が敗北を認めず、政権移行に抵抗していた。
行政管理予算局のヤング局長が26日、各部局に対して来月3日までに政権移行計画の責任者を決めるよう指示した。来週にはザイエンツ大統領首席補佐官が移行に備えたホワイトハウスの会議を初開催する。
米国では大統領就任初日から政策を実行できるよう、大統領選前から主要政党の候補が連邦政府の支援を受けられる。選挙結果が出た後は現職大統領が次期大統領に引き継ぎを進めるが、トランプ氏は2週間以上も協力を拒否。円滑な政権移行が妨げられていた。(共同)
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