【ワシントン=坂本一之】山田重夫駐米大使は26日、米ワシントンのジョンズ・ホプキンズ大高等国際問題研究大学院(SAIS)で講演し、日米間の協力拡大で大きな成果が期待される分野として宇宙と核融合(フュージョン)エネルギーを挙げた。
山田氏は、岸田文雄首相の国賓待遇訪米で米国主導の国際月探査「アルテミス計画」に関し日本人宇宙飛行士が米国人に次いで月面に降り立つ目標を確認したことに触れ、「日米のパートナーシップをさらに発展させる大きな可能性がある」と指摘した。
核融合エネルギーに関しては「『環境危機』と『エネルギー危機』の2つに対する解決策になり得る」と述べ、日米が協力する意義を強調した。核融合エネルギーは次世代のエネルギー源として研究が進んでいて、日米両政府は岸田首相の訪米で核融合エネルギーの商業化に向けた連携強化で合意した。
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