石破茂首相は19日（日本時間同日）、訪問先のブラジル・リオデジャネイロで、次期戦闘機共同開発（GCAP）を進める英国のスターマー、イタリアのメローニ両首相と3カ国首脳会談を初めて開催した。3首脳はGCAPを力強く推進していくことで一致した。
今年7月に発足した英労働党のスターマー政権は防衛戦略の見直しに伴いGCAPも見直し対象にしていたが、首脳レベルで今後も開発に向けて協力することを確認した。
石破首相は会談で「自由、民主主義、法の支配といった共通の価値に基づき緊密な関係にある日英伊3カ国が、共同開発することは、今後数十年にも及ぶ3カ国の幅広い協力の礎となる」と期待感を示した。
開発の進展を管理する共同機関「GIGO（ジャイゴ）」を年内に英国に設立し、2035年に初号機の配備を目指す。【リオデジャネイロ村尾哲】
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
