米大統領選を巡る世論調査で、支持表明が投票行動に影響した著名人を尋ねたところ、実業家のイーロン・マスク氏が42%でトップだった。ポッドキャスト番組司会者のジョー・ローガンさん(37%)が2位で、人気歌手のテイラー・スウィフトさんは3位(22%)だった。
ハーバード大などによる13~14日の調査は、著名人6人の支持表明が「あなたの選択にどの程度影響したか」を質問。「大きな影響」「ある程度の影響」があったと答えた割合で、共和党のトランプ次期大統領を推したマスク氏やローガンさんが、民主党のハリス副大統領を支持したスウィフトさん、歌手のビヨンセさん(20%)、人気司会者のオプラ・ウィンフリーさん(19%)、俳優のレオナルド・ディカプリオさん(18%)らを上回った。
その動向が勝敗を左右するとされた無党派層が「影響があった」と答えた割合は、マスク氏やローガンさんが3割前後だったのに対して、スウィフトさんは13%にとどまり、党派を超えた訴求力で差が出た。
今回の選挙戦の終盤、マスク氏が激戦州の東部ペンシルベニア州で独自に集会を開き、署名運動の賛同者に「毎日1人に100万ドル」を支払うキャンペーンを展開。トランプ氏は、若者や無党派層に影響力のあるローガンさんの番組に出演し、投票日の前日に支持表明を取り付けた。
一方、ハリス氏の選挙集会には、大物芸能人らが次々と駆けつけて聴衆を盛り上げたが、スウィフトさんは登場しなかった。【ワシントン秋山信一】
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