アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するためペルーの首都リマを訪問している石破茂首相は16日(日本時間17日)、ベトナムのクオン国家主席と約20分間会談した。中国が強引な海洋進出を続けている南シナ海など地域情勢について意見交換し、引き続き連携していくことで一致した。
石破首相と同様、クオン氏も10月に就任したばかりで、両氏はお互いの就任に祝意を述べ合った。石破首相は、クオン氏が軍幹部を歴任したことに触れつつ、「安全保障分野の更なる発展について協力したい」と伝えた。
両首脳はまた、人的交流の強化や脱炭素化、インフラ開発、高齢化社会への対応などあらゆる分野で協力を深めることを確認した。
首相はまた、インドネシアのプラボウォ大統領と短時間懇談し、安全保障協力を推進していくことを確認。プラボウォ氏が重視する学校の給食制度確立に向けた協力についても意見交換した。【リマ村尾哲】
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