石破茂首相は15日(日本時間16日)、訪問先のペルーの首都リマで、マレーシアのアンワル首相と約25分間会談した。マレーシアは来年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国で、石破首相は「マレーシアを支えて、幅広い分野で緊密に連携したい」と伝えた。
日本政府は昨年、「同志国」の軍に装備品を提供する枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」として、マレーシアに救難艇や警戒監視用小型ドローン(無人機)などを提供することを決定。石破首相は会談で、海上保安や脱炭素に向けたエネルギー移行の取り組みでも「具体的な協力を推進したい」と語った。
アンワル首相も「幅広い分野で日本との協力を更に強化していきたい」と応じた。【リマ村尾哲】
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