トランプ前米大統領が起訴された不倫口止め疑惑に絡む事件の公判が25日、ニューヨーク州地裁で開かれた。タブロイド紙を発行するメディア企業の元社長ペッカー氏は証人尋問でトランプ氏への協力と同様に、エマニュエル駐日米大使のスキャンダルを過去にもみ消したことがあると証言した。
米メディアによると、ペッカー氏は当時、シカゴ市長を目指していたエマニュエル氏の親族から接触を受け、本人に不都合な情報を2万ドル(約310万円)でもみ消したと証言した。当事者に交換条件をもちかけ、秘密保持契約を結んだとみられる。
エマニュエル氏はオバマ政権の大統領首席補佐官を経て2011~19年にシカゴ市長を務めた。
ペッカー氏は起訴された事件とは別に16年大統領選前、トランプ氏と不倫関係にあった女性に15万ドルを払うなどして口止めしたとされる。(共同)
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