イギリス政府はイングランドとスコットランドに住む、合わせておよそ200万人が新型コロナウイルスの後遺症を抱えているとする調査結果を発表しました。

イギリス国家統計局が去年11月から今年3月にかけて行った調査によると、イングランドとスコットランドに住むおよそ200万人がコロナ後遺症を訴え、そのうち38万人を超える人が「日常生活に著しい制限を受けている」と回答しました。

年齢別では45歳から64歳が最も多く、女性が男性より0.6%多いということです。

症状が続いている期間については、51%の人が「2年以上前から」と回答していて、国家統計局は「感染拡大のピークは過ぎたものの、ウイルスの影響は依然として残っている」と指摘しています。

ロイター通信によりますと、イギリスでは新型コロナの感染拡大以降、働いていない、あるいは求職活動をしていない人の割合を示す「不就労率」が増加していて、そのうち9.1%がコロナ後遺症を訴えているということです。

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