インドネシアが、中国やロシアなど新興国でつくる枠組み「BRICS」への加盟を目指す意向を明らかにしました。
インドネシア外務省は24日、「ロシア・カザンで開かれたBRICS首脳会議で、インドネシアはBRICSへの加盟を目指す意向を正式に表明した」とする声明を発表しました。
BRICS首脳会議に出席していたインドネシアのスギオノ外相は、「BRICSの優先事項はインドネシア新政権が掲げる食料・エネルギーの安全保障や貧困撲滅などの政策と一致している」と主張。
「BRICSはグローバル・サウス諸国の共通の利益について話し合う最適なプラットフォームだ」としたうえで、BRICSへの加盟を通じインドネシアがグローバル・サウスの発展のために先進国との仲介役を果たすと述べました。
一方、今後インドネシアが中国との関係を深めるのではないかとの見方も出ていますが、スギオノ外相はBRICSへの加盟について「特定の陣営に加わることを意味していない」として、「積極的にあらゆる話し合いの場に参加していく」とも述べ、欧米含む各国との枠組みとの連携も重視する姿勢を強調しています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。