マレーシアで日本人11人を乗せた観光バスがトレーラーと衝突し、70代の女性が死亡した事故。地元消防への取材で、事故が起きた当時の状況が明らかになってきました。

■70代女性が死亡 なぜ事故起きた?

 事故に遭った観光バスのフロント部分が引きはがされたようになくなっています。相当な衝撃だったことが分かります。

 現地当局によりますと、24日午後、マレーシア西部・ペラ州で日本人観光客の男性3人と女性8人、合わせて11人を乗せた観光バスがトレーラーに衝突しました。

 この事故で日本人全員が病院に搬送されましたが、73歳女性の「サイトウミチヨ」さんが死亡したといいます。

 他の日本人10人はけがをしていますが、命に別状はないといいます。運転手とガイドも負傷していて、病院に搬送されています。

 バスの運行会社は困惑を隠せません。

運行会社
「(Q.運転手の体は大丈夫か?)今、病院」
「(Q.ガイドも病院に?)詳細は分からない」
「(Q.運転手はこれまで事故は?)今、調査している」
「(Q.事故の原因もこれから調査?)きのうからやっている。でも結果はまだ」

 一体、何があったのでしょうか。救助にあたった現地の消防当局に事故当時の様子を聞きました。

現地消防当局
「(Q.何が起きた?)バスがトレーラーの後ろにぶつかった。詳細はまだ分からない。事故後に対応しただけなので」

 一体、何があったのでしょうか。

 現地メディアによりますと、観光バスは日本人観光客11人と現地ガイド1人、現地ドライバー1人を乗せ、マレーシアを縦断する南北高速道路を走行していたといいます。

 そして何があったのか、前方を走るトレーラーに追突したというのです。

 ツアーは関西空港から出発し、マレーシアを縦断する7日間の予定だったといいます。

JTB
「事故が発生したツアーは10月21日、関西国際空港発の『行っ得!マレーシア縦断7日間』で、ツアー4日目の現地時間14時すぎに事故が発生した」

 ペラ州はマレーシアで4番目に大きな州で、のどかなビーチなど美しい自然と古い建築物で知られています。

 専門家によりますと、日本人の海外旅行先として今、マレーシアは人気の観光地だそうです。

航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏
「非常に物価が安い。他の東南アジア諸国と比べると街が発展している。高級ホテルも安く泊まれる、食事もマレー料理、中華も含めておいしいものが多い。比較的リーズナブルで安全に旅行できるので人気を集めている」
「(Q.今回、年齢層高めだが?)シンガポールに次ぐくらい清潔で、年齢層高い世代からもバスツアーが人気」

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