アメリカ大統領選挙が迫るなか、トランプ氏が大統領在任中、ナチスドイツのヒトラーを賞賛していたなどと元側近から暴露されました。ハリス氏はトランプ氏が「歯止めの効かない権力を求めている」と攻勢を強めています。
海兵隊の退役大将でトランプ政権で一時、首席補佐官を務めたジョン・ケリー氏はアメリカメディアの取材に対し、トランプ氏について「独裁者の手法による統治を好んでいる」などと語りました。
また、トランプ氏がナチスドイツのヒトラーを賞賛し、アメリカ軍の関係者にもナチスの将軍がヒトラーに見せたような服従の態度を示すよう望んでいたとも指摘しました。
ハリス副大統領
「ドナルド・トランプがアドルフ・ヒトラーを引き合いに出すことは深い問題であり、信じられないほど危険だ。ドナルド・トランプの正体をアメリカ国民に示す、さらなる証拠だ」
ハリス副大統領はこうした声に便乗する形でトランプ氏が返り咲いた際には「歯止めの効かない権力」を求めていて、「最悪の衝動」を止められる人は政権内部にはいないと危機感を示しました。
トランプ氏は今月13日、民主党の左派を「内なる敵」と呼び、軍隊による対応を示唆する発言で物議を醸し、ハリス氏の陣営はトランプ氏の危険性を訴える戦略で無党派や共和党穏健派の取り込みを図っています。
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